道の駅の途中ブログ

時折役立つ情報と雑記のブログ。

人事採用担当のやりがいと母集団形成の苦労話②

~前回の続き~


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以前地方の中小食品工場の中途採用担当をしていた時は、求人媒体を出せども人材紹介を出せども全く応募者が集まらず、業を煮やした人事管掌役員と毎週採用ミーティングを行って進捗と対策を共有しつつ仕事を進めた。

私はある程度応募者が集まる会社で採用担当をやったのち、上記の経験をしたので母集団形成がここまで大変とはと衝撃を受けた。

(職種にもよるが、例えば20万円で某求人媒体を4週間だしても応募0の職種などもザラである。媒体のPV分析をしてもらっても職種や勤務地などの基本情報、要は1ページ目でスルーされているようだ。)

◇うまく行かなかった要因◇
1.職種が食品加工の工場長候補や物流配送関係などラインではなく上級マネジメント層の採用であり、求められる基準が高いため対象者が限定される。
2.募集職種の同業他社と比較して、処遇面で見劣りする(どこにでもある問題)。
3.関東の外れの方であり、都内在住者からは2時間弱と通勤が厳しいため敬遠された。

採用と並行して内部人材の育成や配転なども十分検討したが、それが難しい場合は厳しくともやはり外部採用をしていくしかないという判断になる。

◇打ち手◇
幾つかの打ち手を行ったが、結果的に功を奏したのは、月並みだが

ハローワークの定期的な更新」

リクナビマイナビなどのスカウト機能を使い切る」

という地道な活動だった。匿名で媒体内で公開されているレジュメをみてこちらからスカウトをかける方法だが、こちらを一つ一つ見てこれはと思える方にスカウトを1件ずつ送った。役員も私の席に来て一緒にレジュメを見てひたすら送った。

ここでのスカウトが功を奏し、応募→内定とつながった。(離職率が高い業界だが、その方も今も勤務し続けている話を以前の同僚から聞いてうれしくなった。)

また、ハローワークは求人媒体としての認知度は高い。特に地方では求人媒体に登録していないベテランの経験者などがハローワークで仕事を探している事もある。

実際ラッキーな面もあったが、定期的に求人票の更新をする、備考欄など僅かなスペースに仕事の魅力を伝えるなど工夫をした結果、ピンポイントで経験がマッチするマネジメントクラスの採用につながった。

ハローワークは掲載無料の媒体であり利用しない手はないと思う(ただし、応募する側も募集する側もそれぞれ見極めをきっちりする必要があるとも考える。それだけの労力を割くべきかは状況により要検討。)

それこそ何十人も面接して一人いるかいないかという話だが、宝の山を当てるのが仕事と思って根気よく取り組んだ。

人材紹介も大手から中小零細問わず沢山登録したが、職種的な難しさや地理的な振り要因も働いて募集開始から数か月間この時はほとんど紹介はなかった。

その他には食品関係者が読む専門の月刊誌の脇に求人票を数か月載せてみたが、こちらも残念ながら空振り。社内で知人の紹介を募ったがこちらも音沙汰なし。

今は当時よりはSNSを用いた採用の他、自社採用ホームページの充実などより手法は増えていると思う。実際、私の力不足もありハローワークとスカウトのみで後は運任せのような状態であった。

地道にトライ&エラーを繰り返して結果に結び付いた事をふと思い出したため、今回記事にしてみた。

経験豊富な方はもちろんもっと効果的な打ち手を出せたと思う。拙い経験者の独り言ぐらいに思って頂ければ幸いである。