道の駅の途中ブログ

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【転職活動】年間休日数について (120日、105日、96日)の根拠、問題点ほか考察

転職活動で応募する企業を検討するにあたって、「年間休日数〇〇日」という表記を機にしたことはあるだろうか。

🔲2019年の場合、

 平日:244日
 土日:104日(52週)
 祝休日:22日
 合計:365日

(参考)

国民の祝日について - 内閣府

土日日数104日+祝休日22日=126日

 祝日の日数は年によって変動するうえ、会社の創立記念日を休みとしている場合など多少差異はあるが、

概ね「年間休日数120日」以上と書いてあれば、書面上はカレンダー通りに休めるという一つの目安となる。

ただ、不動産業界など、慣習で「水」「日」休みなどの場合もあったりするので、必ずしも土日休みとは限らない場合もある。

また、ハローワーク等の求人票を見ているとこれ以外に「年間休日数105日」というのもよく見かけるパターンである。

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🔲年間休日105日

「105日」の根拠は仮に1年間を52週として、
 週の法定労働時間:40時間 
 
 52週×40時間=2080時間(←1年間に働かせて良い時間)
 ※残業、休日出勤等は除く。

1日の法定労働時間を8時間とすると、
2080時間÷8=260日(←1年間に働かせて良い日数)

1年間365日-260日=105日

これはおよそ年間休日120日と比較すると年間15日前後の祝日を除いた形、週2日休みの会社という事になる。

飲食店などを例にとると、元旦やGWなどの稼ぎ時は出勤し、それ以外で、月8日~9日の公休を主にシフトで取得する事になる。

飲食店や小売などの業界に多く、公休は主に平日の場合が多い。


1日8時間勤務の場合は、法定上の最低限の設定となり、この基準を設けている会社も多い。

ちなみに、年間休日数が96日又は78日といった求人も割と見かける。

 

これらも日数的に違法ではない。

労働基準法35条では、

「毎週少なくとも1回、又は4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならない」

と規定されている。

1年間は52週とすると、年間休日52日以上であれば日数的な問題はない。


🔲年間休日96日

年間休日数96日÷12か月=8日間/月

これは月当たりの休みがちょうど8日間あるということで、週2日休みの週もあれば、1日になる週もあることになる。

🔲年間休日78日

 業界によって割とみかける4週6休制の場合は、1年間52週で計算すると年間休日は78日となる。

(年末年始や夏季休暇などを規定している会社はその日数分が上乗せされる)

例)休日を日曜日、及び隔週土曜日休みとした場合、
 1年間の日曜日の数:52日(52週の場合)
      土曜日の数:26日
         合計:78日

ただ、年間休日96日や78日の場合、労基法32条で規定している
週40時間の法定労働時間を超えないように、

・1日の所定労働時間を8時間以内で設定する。

・40時間を超えた部分の残業代を支払う。

・変形労働時間制などで1か月又は1年間という広げた枠組みの中で結果的に週40時間に収める。

といった措置がなされているかなどの部分で問題になる可能性もある。

例えば、
・年間休日96日
・1日8時間勤務
※変形労働時間の適用なし

の条件で、週休が日曜日だけという週があったとする。

この場合は、月曜日~土曜日までで6日間、計48時間働いている事となるが、40時間を超えた分の8時間については、割増賃金として支払いが必要になる。

逆に1日の所定労働時間が6時間であれば、週6日間働いても合計36時間であり、40時間以内に収まっており法的に問題はない。

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🔲年間休日105日と120日の比較考察

以下は、120日と105日どちらも在籍経験がある筆者の個人的な感想。

年間休日105日の場合、概ね週休2日で祝日がないイメージなので、日数だけで言うと、3連休以上の連休は取得できない。

3連休以上を取得する場合は、有休を取得するか自身の公休内で周囲のメンバーと調整(例えば他の週は1日休みとする代わりに3連休にするなど)することになる。

やはり120日と比較すると絶対的な休みが少ない分、疲れがとれにくい、長期の旅行などには中々行きづらいといった点は否めない。

有休が簡単に取れればこの差を埋められるが、105日という1日8時間労働の最低ラインに設定している会社は概して忙しい業界であることが多い。

周囲があまり有休をとっていない中で積極的に消化するのは難しい場合もある。

特に新卒など長期の休みが取りづらい事で不満を生じ、早期離職する人も少なくない。

私は中途入社、数年間の在籍だったが、中長期的に働いていくことを考えるとやはりこの15日の差については考慮すべき大きい問題と言える。

あえて一つ良かった点をあげるとすれば、業界的な特性もあり、公休がカレンダーどおりでなく平日に堂々と取れることも多いため、

どこに行っても並ぶことなく利用できたことぐらいか。(裏返せば知人と休みが合わないとも言えるが・・)

一方、年間休日120日とはなっていても仕事が忙しく結局毎週土曜日出勤になっている人もどこにでもいるものである。

それはより一般的に忙しい業界に多い105日でも同じ事が言えるわけだが、その取得できなかった休みに対して、きちんと振替休日や代休取得、休日出勤手当がでるのか?

といった補償の部分でもやはり両者は差があるという個人的な印象である。

出勤した分報われるか否かというのは当人としては実際大きな違いである。

(会社によるので一概には言えないが)

🔲まとめ
身体的な負荷度合いに関して言えば、年間休日数だけでなく、残業時間や休日出勤の有無、通勤時間、有休休暇の取得しやすさに加えて、

人間関係も含めた仕事そのものへの満足度も総合的に絡んでくるため、休日が多いほど楽とはもちろん一概には言えない。

会社選びをする上で、何を優先基準にするか、「捨てて良い条件」と「捨てたくはない条件」の整理と優先順位づけをきちんと行う事が何より重要だと考える。