道の駅の途中ブログ

時折役立つ情報と雑記のブログ。

【転職活動】企業研究ってどのぐらい調べてますか?

 中途採用の転職活動は決まるまで会社の同僚などに相談しづらく、1人で密かに進めている方も多いと思います。

 かくいう自分もそうでした。人材紹介会社経由だと、場合によっては色々と事前情報をもらえる事もありますが、主に1人で企業研究と言っても何となく求人票とほんの少しHPを見る程度で面接に臨む忙しい方も割といるんじゃないかと思っています。

 反対に面接官経験者として、色々と会社について質問したことに答えてくれたり、事前に調べたことが分かるような練れた質問を応募者からしてもらえるというのは、(決定打になるかは別として)単純に嬉しく感じますし、少なくとも「うちの会社に入社したい」という意欲があると思ってもらえる可能性は上がると思います。


そこで、企業研究を「自分だったらこのあたり押さえたいな」という項目を応募者目線で書き出してみました。

あくまで主観です。他に重視すべき項目やもっと掘り下げられる部分も沢山あると思うので、とっかかりぐらいに捉えていただければと思います。

 

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※下記は一例です。業界、部門などはより内容に具体性を持たせるための仮定のものです。


例)企業研究一例 自動車メーカー ガソリンタンク部門


1.自社ビジネス、製品について

→どういう製品(サービス)を提供している会社なのか?
 
例)
 車の車体下部に取り付けられる樹脂などを原料としたガソリン貯蔵タンク。タンクからガソリンを車へ送るポンプ機構を併せ持つ。

樹脂素材を加工し本体を形成後、ポンプなどの部品を取り付け接着加工して完成させる。車体によってタンクの大きさは異なっており、車のモデルに応じて様々たタンクがリリースされる。環境基準に適合した製品づくりなども求められている。    

→どの自動車メーカーに供給しているのか?(国内メーカー、海外メーカー?両方?)

→燃料タンクをどこで作っているのか?(国内工場、海外工場、ファブレス?)

→設計開発は年間何製品リリースしているか?リリースまでのプロセスは?またどういうチーム単位で行うか?   

→製造に使用する部品はどこから購買、調達しているのか?(国内、海外?)

→上記を踏まえて物流の流れはおおよそどうなるのか?

→応募職種と照らし合わせて自身の経験してきた技術(スキル)をどこで活かせそうか?(重要)

例)
→前職では3DCADで設計図を書いて来た。自社でも設計図を3DCADで描いており、使用ソフトも同様であり活かせそう。

→工場で生産技術を担当して来た。生産に必要な設備は前職とも近しく知見はある。適切な費用、安全面を考慮して導入計画をマネジメントできそう。など   


その他疑問点)   
→製造拠点への(海外も含めて)転勤の可能性はあるのか?

→国内・海外の出張の頻度はどの程度か?  

 

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2.自社及び自社を取り巻く環境について
→売上や利益の推移は?売上は増えていても利益は減ってないか?その変化の要因は何か?

→競合メーカーはどこか?そのうちのシェアは?

→競合メーカーと比較しての強みは何か?(製品力?営業力?)

→外部市場そのものは今後どうなっていきそうか?
(電気自動車やAI化などで液体燃料の使用は今後も続いていくのか?)

→外部市場の動向を踏まえた会社の長期、中期ビジョンはどうなっているのか?


3.勤務条件面について  

(1)給与/勤務時間面

■「年収の12分割、16分割などの場合」

→遅刻、欠勤の他業績賞与などの考え方による当初想定より減額はあるのか?

→残業代などの実績に基づく追加支給の有無はどうか?

→部下がおらず、実質的にマネジメントポジションではない(管理監督者ではない)のに残業代の支給対象外になってないか?(名ばかり管理職)  

■「〇時間分の固定残業代を含む」で考慮すべきこと
  ・〇時間程度は実際に残業がある可能性が高い。

→基本給部分+固定残業代の内訳。基本給が異常に低くなってないか?
(それを元に追加残業代が計算される可能性あり)

→〇時間を超えた残業代が本当に出ているのか?    

(2)休日、休暇
→年間休日数。「年間休日120日以上」となっていれば、一般的な土日祝日のカレンダー通りの休み。105日以上であれば、4週8休など週休2日制。基本的に祝日はない。冠婚葬祭、長期旅行など3連休以上は有休を取得。
 
→制度上の休日日数だけでなく、実際に取得しやすい環境か否かも非常に大事。
(名目上、年間休日日数120日以上の会社でも忙しくて毎週土日出勤して振替も取れない人も実に多い。)

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4.その他ソフト情報の把握

・新卒採用のリクナビマイナビ掲載情報や自社の採用HPを見て情報収集。同職種の社員インタビューや主要技術、サービスの説明など丁寧に説明してあることも多く、部外者でもイメージをつかみやすい。役員や人事部長などの挨拶も載っている事があり、良い情報収集源となる。

  
・転職口コミサイトで確認する際の留意点
 「転職会議」や「OpenWork」など。無料で登録する事をおススメしたい。平均スコアだけでなく、具体的にどの項目が良くて逆に悪いのか?何人ぐらいが回答した結果なのかによってレビューの信ぴょう性は異なる。

 仮に1人しか回答していないレビューであれば、その方の主観的な感想となっている可能性も否定できない。またあくまで既に退職した方の口コミなので、その部分は割り引いて考える必要もある。逆に一定以上の母数があるレビューはある程度信ぴょう性があるように思う。

「休みが取れない」「残業が多い」と同じ職種の方が複数コメントしているようなら、「まぁ、そうなんだろうな」ぐらいには思っておいた方が良いと思う。当たり前だが同じ会社でも部署や職種によっても全く評価は違ってくる。

 求人票やHP表に出ておらず、事前に把握できない情報も沢山あります。調べられるものは調べ、分からないものは優先順をつけて、面接時の質問事項にする。

給与や休日休暇など条件面の質問ももちろんOKですが、ビジネスの質問にうまく織り混ぜて質問すると良いかと思います。

入社してから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、企業研究を事前にしっかりして、質問すべき事は遠慮なく面接の場で質問し、納得性のある就職先を決定して頂きたいとの思いで書きました。月並みかもしれませんが、1か所でも参考になる部分があれば幸いです。